気とは
気とは、生命の源
「気になる」
「気がつく」
「気が重い」
「気がする」
・・・「気」という言葉は、現代社会における私たちにとっても身近に使われています。
東洋医学の身体観の1つとして、
「人は気でできている」
という考え方があります。
中国 戦国時代 の思想家で道教 の始祖の1人とされる荘子 (そうし、BC.369年 頃 - BC.286年 頃)の著書と見られる『 荘子 』(そうじ)には、次のように記されています。
「人之生、気之聚也。聚則為生、散則為死。」
(人の生や、気の聚まれるなり。聚まれば則ち生と為り、散ずれば則ち死と為る。)
つまり、人は気の集まりであり、気が集まれば生となるし、散ってしまうと死となる、ということを意味しています。
つまり、気は生命の源であるといえるでしょう。
こうしている今も、気は、私たちの身体を目に見えないエネルギーとしてくまなく巡っています。
気は、身体を温めたり、五臓六腑、血や津液の流れや働きを正常にする働きを持っています。
気が充足し、めぐっていれば、毎日を活き活きと元気に過ごすことができます。
一方で、気が足りなかったり、滞ったりすると、痛みやこり、冷え、疲れ、めまい、むくみ、内臓下垂、精神症状・・・など、あらゆる心身の不調を引き起こす原因となります。
「最近、疲れやすい」
「冷えがよくならない」
「身体が凝ったり、痛みを感じる」
といったお悩みは、気の不足や滞りが原因かもしれません。
東洋医学的な施術は、気を補ったり、めぐりをよくすることで、お身体の不調を改善することができます。
病院に行くほどでもない、行ってもわからない症状にお悩みの方に、ぜひ一度鍼灸施術をお試しいただけたらと思います。