陰陽とは
陰陽とは
陰陽とは
陰陽は、相対的であり、陰にも陽にもなることができます
東洋医学の重要な概念として、陰陽学説があります。
陰陽学説とは、陰陽という対立した概念によって、この世のあらゆる事象属性を規定し、その相互作用や盛衰変化を論理する古代中国に生まれた思想です。
このように説明すると、難しそうに感じますが、現在でも、「陰気な人」「陽気な人」など、日常会話の中でよく使われ、身近な言葉になっていると言えますね。
陰陽の性質は、下記の通り分けることができます。
陰:暗い、寒冷的、下降的、内向的、静的、凝集的
陽:明るい、温熱的、上昇的、外向的、動的、拡散的
陰陽は、絶対的ではなく、相対的であり、相互に対立し、すべての事象は陰陽2つに分けることができるものなのです。
つまり、比較対象によって、陰にでも陽にもなることができます。
一見、「陰気だな」と思う人がいても、それはその人より「陽気な人」と比較して陰気なだけであり、より「陰気な人」と一緒にいたら、その人は「陽気な人」と見ることができます。
また、「陰気(ネガティブ)な人」と一緒にいることで、自分が陽気(ポジティブ)で居ることができたりします。
「この人の考え方はネガティブで嫌だな、一緒にいたくないな」
と思っている人も、実は自分よりポジティブな人と一緒にいると、ネガティブな自分が嫌になってしまうこともあるかもしれません。
そのことに気づけたら、ポジティブな自分で居させてくれる相手にも、感謝の気持ちや愛情が生まれそうですね(^^)
東洋医学的な考え方においては、絶対的な陰陽があるわけでも、「陰が悪い」とか「陽がいい」ということではなく、バランスが大切です。
2000年以上かけて先人により培われてきた東洋医学の智慧を取り入れて、心身ともに元気に活き活きと毎日をお過ごしいただけたらと思っております(^^)